新規創業事業者のうち生存率
新規創業者の生存立は下記の通りと高くありません。
設立1年=40%
設立5年=15%
設立10年=6%
設立20年=0.3%
設立30年=0.02%
こうした厳しい現状のなかでリスクを軽減し、安心して事業を運営していくための「目標」となるべきものが必要です。
起業の動機をどのような戦略を立てどう実現していくのか、成功への道をシミレーションしておくことが重要です。
創業・起業のステップ
(1)経営ビジョン作成
経営ビジョンは経営者から見ると、比較的長期の将来(5年後・10 年後)における自社の目指すべき将来の企業像です。将来の目指すべき売上高、経常利益率等も含まれます。
従業員から見ると、経営ビジョンは、会社の目指すべき方向性、将来の会社の有り様、到達すべき目標です。
(2)事業計画作成
事業計画書は事業を実現するための行動を示す計画書になります。
事業計画書の趣旨・目的・機能・役割は銀行や日本政策金融公庫などの公的金融機関から融資を受ける際に必要書類の一つとされています。
事業計画書には、事業のイメージをより具体的にまとめ文書化することで「志」の具体性・実現性を高めます。
事業内容や計画をノートにまとめたりと外部化することで頭の中が整理され、考えが進展してたり具体的になったりします。また、精神的にも楽になります。
事業の実現可能性(本当に事業として成り立つのかどうか)を検証することができます。
また、このPDCA【P(計画)→D(実行)→C(検証)→A(計画の見直し・対策)】サイクルを回すためにも欠かせない基本ツールとなります。
事業計画書を起点に実行し、その結果を検証し、見直していく事が大切です。
事業計画書の進め方
①何のために事業を始めるのか
②自分の分析
③事業の分析
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④ライバルの分析
⑤基本的な戦略方針
⑥利益計画・資金計画
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(3)マーケティング戦略構築
現在ではモノやサービスが市場に溢れ、お客様が「欲しい」と思わなければ売れない時代です。
マーケティングにはお客様のニーズを明らかにし、適切 な商品やサービスを効果的に提供するために必要なすべての活動が含まれます。
自社の力が最も活かせそうなお客様を特定し、そのお客様に満足のいく商品やサービスを提供することが求められています。
お客様を満足させながら多く利益を得るための仕組みを考え、実行することがマ一ケティングです。
自社とお客様、双方の満足度を高めるためには、お客様の「ニーズ」と、自社の「シーズ」を密接に結びつける必要があります。
(4)営業・広告戦略
創業後スムーズに集客をすることができるよう、営業・販路開拓の準備をすることが必要です。
営業・販路開拓
営業・販路開拓は、創業後もビジネスの成功に大きく影響するため、創業前から効率的でかつ適切な営業・販路開拓方法を整理する必要があります。
広告戦略
交通費や資料の郵送代などのコストをかけることなく多くの人に自分のビジネスを知ってもらう方法として、ホームページやSNS(Facebookなど)の活用します。
①広報としてのみ利用する方法
②商取引の手段
としても利用する活用することができます。